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第38回 本州最北の地で挑んだ乾田直藩と父との格闘  from 農業経営者 
【農事組合法人羽白開発 福士英雄 (青森県青森市)】 血気盛んで豪快な経営者を勝手に想像していた。なにしろ、借地、作業受託面積(延べ)をあわせると約130ha。直播栽培の面積だけで16haだ。一法人で行なう直播面積では日本最大級だろう。こんなダイナミックな経営体を、リーダーとして長年引っ張ってきた人物だ。 予想に反し、作業用のつなぎを脱ぎながらソファーに座った福士英雄氏は、端正な顔立ちで、謙虚で穏やかなイメージの人物だった。だがひとたび話しが始まると「格闘」という言葉が何度も出てきた。「格闘」があったということは、その分だけの「挑戦」があったということだ。 本州最北の地で最大面積での直播に挑む 福士氏がこの春まで社長を務めた羽白開発が、直播を始めたのは1994年。「米の値段はそのうち1万円台になる。コストを7000円まで落とせないと稲作はダメになる」――。危機感に駆り立てられて直播栽培に取り組んだものの、うまくいかず2年続けたところで断念した。しかし1999年から再び挑戦。一度ならず二度も始めた福士氏たちを見て、周りの人は「頭がおかしくなったんでねえか」とささやいた。(以下つづく)
顧客力で農場は変わる【前編】  from 農業経営者 
経営改善のヒントは顧客発想にあり 「農業は食べる人のためにある」「農場はお客様のためにある」――この事実を出発点に据える農場は、たゆまぬ経営改善を続けられる。あらゆる商売は顧客に始まり、顧客にかえる。この極めて当たり前のことを実践できているからだ。しかし、人はしばしば“顧客の声”より“自分の都合”を優先しがちだ。では顧客起点の発想に転換するにはどうしたらいいのか。3つの成功農場をモデルに、顧客力=「顧客発想を経営者の中に取り込んで農場の力に変えていく能力」を解き明かす。(以下つづく)
お詫びと訂正  from 農業経営者 
『農業経営者』をご愛読いただき、ありがとうございます。 2007年7月号にて、以下の誤りがございました。 内容を訂正するとともに、ご迷惑をおかけした読者の方々、関係各位に深くお詫び申し上げます。 株式会社農業技術通信社  『農業経営者』編集部 ●訂正箇所 43ページ(出席者表)および44ページ(プロフィール欄) 誤)照沼勝一氏 ⇒正)照沼勝浩氏 45ページ(キャッチ部分) 誤)霜田氏 ⇒正)霜多氏
インタートラクタ  from 農業経営者 
型式・仕様:MD型・48馬力/空冷ディーゼルエンジン 製造社・国:インターナショナルハーベスタ社・米国 製造年度:1953(昭和28)年 使用過程:北海道音更町の十勝種畜牧場で導入。当時はコーンプランタの作業などが主であった。この48馬力タイプは2台しか導入されていないという。後に音更町の中屋敷勇雄氏が保存。さらに1990(平成2)年、札幌市の伊藤二郎氏が取得し、保存していた。
撤退する外資小売業に似た農業界  from 農業経営者 
流通業界のジャーナリスト・緒方知行氏が主幹する雑誌「2020Value creator(価値創造者)」の5月号に「世界一の流通企業ウォルマートは、日本の市場に歯が立たないのか?」という企画記事が出ている。商業界の人々の市場を見つめる視点と分析は、単純な規模やコスト問題だけでしかマーケットを考えないわが農業界の敗北主義の愚かさと、市場社会(顧客)に向かう自らの立ち位置の傲慢さを恥じるヒントを提供してくれる。ご一読をお勧めする。
名瀬金重商店(茨城県小美玉市)  from 農業経営者 
カルビーのポテトチップス用ジャガイモを集荷する(株)木名瀬金重商店(茨城県小美玉市・木名瀬裕一社長)はこのほど、ロータリーヒラー(グリメ製)による早期一発培土試験を実施した。府県ジャガイモ産地でのロータリーヒラー導入ははじめて。木名瀬裕一社長は、「植付けと培土を一貫体系として行なえれば農家にとって経営改善効果は大きいはず」と試験の成果に期待を寄せている。
(株)神明(兵庫県神戸市)  from 農業経営者 
米穀卸最大手の(株)神明(兵庫県神戸市・藤尾益也社長)は5月7日、農業法人と販売業者との合弁で(株)神明ファーム(神戸市)を設立、本年度からコメ生産事を開始する。藤田社長は、「消費者が求める商品を自ら作れることが狙い」と話す。米穀卸業からの農業生産分野への参入は全国初となる。
長崎県 諫早湾干拓の入植者を公募  from 農業経営者 
長崎県諫早湾干拓室は、入植者の公募を今年8月に開始する。12月には農地の利用者を決定、来年4月から営農を開始できる予定となっている。農地対象地域は中央干拓地587ha、小江干拓地94ha。農地の貸付期間は5年間を単位とし、賃貸料は10a当たり年間2万円を基準とする(条件により異なる)。
(有)信州ファーム荻原(長野県東御市)  from 農業経営者 
コメや小麦の生産から販売までを行なう2信州ファーム荻原(長野県東御市・荻原慎一郎社長)は7月、自社製パンの原料として、パン適性が高いことで知られる小麦「春よ恋」の収穫を迎える。
第23回 キャベツ編 産地全体としての責任意識を生産者それぞれが持とうの巻  from 農業経営者 
浅間山麓の広大な圃場 定植時期により防除暦も変化 専門家  大産地には防除暦があるので、それに基づいて防除しているのではないですか? 関  うちは農協出荷ではなく、仲間4人で出荷グループを作って市場に出しているのですが、その中で独自の防除暦を作成し、出荷先にもファイルしてもらっています。市場で学校給食に納品しているところもあるし、スーパー関係者も使用薬剤を気にするようになり、そんな要望に応えようと考えたのがきっかけですね。 専門家  圃場が12haもあると、均一な条件で防除するのは難しいのでは? 関  浅間山の山麓には広大なキャベツ畑がありますが、作付けのタイミングは、生産者によっても標高によってもまちまち。私の圃場だけでも800〜1150mと、300m以上の標高差があり、作付け時期が異なると防除暦も違ってきます。基本的に初期に作付けしたものほど病害虫の被害は少なく、出荷まで2〜3回の防除回数で済む場合もありますが、後半に作付けしたものは5回前後の防除は必要ですね。 専門家  標高1000m前後で4月中旬には定植を開始していますが、春先は冷害が出ることはありま ...



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